ホーム > DIY祭り > 第2回DIYグランプリ
第2回DIYグランプリ
第2回DIYグランプリ概要
株式会社エンチョー
代表取締役社長遠藤敏東

ごあいさつ
私ども株式会社エンチョーは、昭和49年9月に1号店の「ジャンボエンチョー富士店」が開店して以来、昨年で20周年を迎えることができました。
その節目の記念として「エンチョーDIY大賞」を企画致しましたところ、お陰様で各地から多数のご応募をいただき、盛況の内に終了させていただきました。
本年も引き続き、DIY啓蒙活動の一環として第2回『エンチョーDIY大賞』を開催させていただきました。
「木」の暖かさをベースにした手作りのオリジナル作品を募集したところ、応募者は静岡県内はもとより、県外からも多数ございまして総数401点を数えました。
多数のご応募に際してまして厚く御礼を申し上げます。
つきましては、厳正なる審査が行われ、「木のよさ」「ユニーク性」「DIY感」等の表現や生活にマッチしているものを選出させていただき、ご案内のとおりの結果でございます。
今回も大変内容の濃い作品が多く、感動させていただきました。
なお、『エンチョーDIY大賞』は、これからも回を重ねてまいりたいと考えておりますので、大いにDIYにチャレンジしていただき、ふるってご応募下さいますよう今後ともよろしくお願い致します。
平成7年12月

第2回受賞作品一覧

DIY大賞

「おもしろい家」/飯塚 貞男

あれ?家が逆立ちしている。そんな形の面白さも狙って小物がたっぷり収納できる鏡台を作ってみました。

審査委員評

造形的におもしろいだけではなく、加工精度も、塗装技術もしっかりした作品です。これからの暮らしには、こうした感性が大切なんだなあーと、教えられます。家具ではなく、「おもしろい家」なのです。ここに飯塚さんのユニークな人柄が想像できます。

準DIY大賞

「クサビ止メ組立式ベンチ」/柴田 克美

使えそうにない材料も生かせば製品になります。出来るだけ自然のままを生かし、加工を少なく簡単に仕上げました。

審査委員評

ふつうなら、使いものにならないような木材を、逆にこれこそが自然の造形なのだと組みこみ、ホッとするような、それでいて重厚な質感を感じさせるという、すばらしい作品になりました。クサビ部分の加工技術もなかなかのものですし、私自身腰かけさせていただき、なぜてみて、こういうものが欲しいなあーと、こころから思いました。

準DIY大賞

「ベンチェアー」/都田 琢己

木のぬくもりを感じながら、語らい合える椅子。あぐらをかいて座れます。

審査委員評

技術的にもかなり高度だと思います。ひじかけが独立しているのは、ホゾとホゾ穴の加工に自信があったからでしょう。気の肌色を考えて、コントラストをうまくかもしだしていることも、作者の並みではないセンスをうかがわせます。

ジュニアDIY大賞

「南瓜(カボチャ)」/杉山 真吾

夏の野菜の代表のカボチャが大地に元気よく成長している姿をイメージしてみました。日本カボチャの特長を上手に出すところと、形からおいしい、素朴なところを表現しています。

審査委員評

杉の柾目材を上手に削り、南瓜の質感をよく表現している。ほほえましい樹の彫刻としても鑑賞できる。身辺の野菜を、よく観察しており子供らしい素直な作品が、用途は無いが観る者の心を和ませる。

ジュニア準DIY大賞

「とうろうスタンド」/寺島 歌織

わりばしと和紙を使って、そぼくな感じを出しました。

審査委員評

普段身近にある割箸を組合せて、見事に和風の照明として完成させたことが、素晴らしい着想です。真上から見ると星の形にデザインされて、和紙の柔らかさと調和し、女の子らしいやさしさが伝わってきます。

審査員特別賞-静岡新聞・静岡放送賞

「ゆりかご」/蛭田 正徳

森の大きな木の枝につりさげられた赤ちゃんのベッドをイメージし、安価の材を用いてボリューム感あるユニークなデザインに仕上げました。生まれたばかりの赤ちゃんを温かく包んでくれるのは、やはり木のゆりかご。

審査員特別賞-テレビ静岡賞

「飾棚」/畑 耕治

流木を拾った時、すぐにイメージがわき、飾棚しかないと思い製図を引き始めていました。仕上げはバーナーで焼き、木目を出し荏油で艶出しをしました。

審査員特別賞-静岡朝日テレビ賞

「曲り杉の座」/渡辺 仁

自然に出来た杉の曲線を生かして、気の柔らかさに包まれるような椅子にしました。全体のバランスは、外から金物が見えないよう工夫しています。

審査員特別賞-静岡第一テレビ賞

「暑い日」/半田 まゆみ

「理由あって、戦死した兄の誕生記念樹を切る」。50回目の終戦記念日を迎えた今夏、どうしても形にしたいとの思いで取り組んだ作品です。荒い木肌も敢えて隠すことなく自然美を生かし「生」の素晴らしさを表現しました。

審査員特別賞-住まいの110番賞

「ガーデンベンチ」/米田 浩章

「木」のもつ優しい感触と座りごこちにこだわりました。座面のカーブと背もたれの角度、そして屋外に強い材料がポイントです。

最優秀団体賞

「古代へのロマン」/静岡市立南部小学校(6年生中心)

弥生時代の丸木舟を再現するという直接体験を通して感性を育てました。

審査委員評

タイトル通り、弥生人のおおらかなロマンが感じられる。炭火で木を焼き、子供達のたくさんの手と努力で大作に挑戦し、水上を充分航行できるバランスに完成させた登呂遺跡近くの南部小学校にふさわしい作品です。子供達に創る実体験をさせることこそ真の教育だとの出品者の信念に、審査員一同が感動しました。

入賞
作品名 作者名
二曲屏風「四字人生」 関野 哲夫
和風大型郵便受 森本 有文
テディ・チェアー 成岡 敦子
機関車(玩具) 石田 和彦
キッチンカウンター 渡辺 利男
ハウスウオッチ 小沢 栄一
でんでん木馬 外山 藤雄
貴司君の学習机 渡辺 浩史
時計付き整理箱 佐藤 明
戸棚 吉原 順子
入選
一般の部
作品名 作者名
ふくろうのボード 羽毛田 早季子
花器 さざなみ 田中 耕作
フラワージョッキ 宮澤 五郎
キッチン収納庫(ストッカー) 小滝 茂
ログ ベビーベッド 白木 崇雄
脊長椅子 近藤 芳男
針箱 井ノ口 義昌
電話なんでも台 池沢 幸一
浅栄車 田代 正司
ミッキーパズルカー 倉澤 松弘
屏風(端午の節句用)春慶塗り 林 昇治郎
ミニチュアハウス なつかしの木造校舎 小泉 誠
ネコのスパイスラック 今泉 佳子
スプーン掛け(飾り壁掛け) 松永 恭治
花びんを抱く椅子 田辺 達男
クリップボード 高井 浩之
かわり衝立て 曽根 啓之
テレビ椅子 池田 敏雄
木製バッグ 大石 一男
若葉の頃 白柳 孝
ちゃぶ台 秋山 雅晴
テレフォンタワー 輿水 昭男
雨読 芦川 政晴
座卓 大長 伸吉
ジュニアの部
作品名 作者名
パチンコ君 小林 直樹
おねがいちょ金ばこ 鈴木 りょう太
高根澤 進
ごみ箱 内山 剛典
トンボの小物入れ 外岡 洋人
くもの巣時計 外岡 愛
ジンジャーブレッドマンの帽子かけ 中島 千尋
魚のつまようじ立て 岩崎 隆宏
ぼくの宝箱 原田 佳典
どうぶつランド 菊池 充葉
アメリカ大陸の動物たち 望月 一秀
団体の部
作品名 作者名
木木村(もくもくむら) 清水工業高校機械科
動物プランターボックス 下伝馬子供会

DIYグランプリバックナンバー