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第7回 DIYグランプリ
第7回 DIYグランプリ概要
株式会社エンチョー
代表取締役社長遠藤敏東

ごあいさつ
毎年恒例になりました「エンチョーDIY大賞」も、早いもので今回で7回目を数えることとなりました。本年も全国から総数291点(工作部門204点・写真部門87点)もの数多くの応募が寄せられ、衰えることのない皆さんのDIY熱にあらためて感激いたしました。
当社では今年も、恒例となりましたイベント「木の祭り」を開催いたしましたが、その度に皆さんの「木」という素材に対する感心の高さを実感しております。加工し易く暖かみがあり、地球に優しい自然の素材…今のこんな時代にこそ「木」の持つ素晴らしさが求められているのかもしれません。応募作品も木の持ち味を生かしたアイディア溢れる作品が多く見られ、応募者の皆さんがお子さまからお年寄りの方まで、本当に楽しみながらDIYをしている様子が目に浮かぶようで、心がとても温かくなりました。
審査につきましては、書類選考の1次審査から始まり最終選考の4次審査まで、厳正な審査が行われました。「着眼点」「想像力」「表現力」「実用性」「技術力・耐久性」「DIY感」等を基準として選出させていただき、ご案内の通りの結果になりましたが、どの作品にもそれぞれの良さがあり、甲乙つけがたい素晴らしいものばかりでした。
DIYの普及啓発の一環として始めさせて頂きました「エンチョーDIY大賞」ですが、今やしっかりと大地に根を張り、DIYファンを増やし続けております。今後ともより多くの皆様に参加して頂き、DIYの楽しさ、素晴らしさを再認識して頂けますよう、変わらぬご理解、ご支援を心よりお願い申し上げます。
平成12年10月

第7回 受賞作品一覧

DIY大賞

「木とロープで作ったジュ-タンチェア」/廣瀬 勇武

今までの工作の残材をいかに有効利用するか?800以上のパーツを手作りし自分の体に合わせ、木の長さ、ロープの張り、角度、バランス、やわらかさ、何回も作り直して穴だらけ、ブランコをヒントにまた自然の中に身をおくハンモックをイメージして美しくやさしいじゅうたんの雰囲気を取り入れました。

審査委員評…石川松太郎

廣瀬さんは未だ50才、お元気なのでしょう。元気なうちに自分にとって必要になってくるものを揃えておく、これからは、こういう分野のDIYが大きな比重を占めてくると予想されています。やがてはいろいろな障害が起こってくることを予想して工夫する、貴重なモデルを示してくれました。

準DIY大賞

「バリアフリーなトイレ」/今川 定彦

暗く狭い感じだったトイレを、木やしっくいで仕上げ明るくし、便器を移動させ広いスペースを確保しました。足腰が弱ってきた母への配慮で手すりの設置、入口の段差の解消等、気づかいのトイレができました。

審査委員評…石川松太郎

お母さんのために、バリアフリーのトイレに改造した。そのやさしさが準DIY大賞になりました。便座も冷たくない木製になっています。入口の段差を無くしたのだと思いますが、そのあたりをもっと判るような写真にして欲しかったと思います。それにしてもこれから大切なDIYです。

ジュニアDIY大賞・ガーデニング大賞

「やすらぎの灯かり」/山下 史登

やさしい光がもれてくるような感じにつくろうと思い、電球を加工、木をうすい板で仕上げました。

審査委員評…萩原昭子

今年も胸をわくわくさせながら審査会に参加させて頂きました。特にジュニアの作品はどれも工夫をこらして真剣に取り組んだ姿が目に見えるようで感心いたしました。出来ればみんなにDIY大賞を差し上げたいと思いました。今後も、工作が大好きなジュニアが一杯出て来てくれる事を期待します。

「マイ・ガーデン」/馬籠 正明

平成10年13本の桧を業者に伐採してもらって以来、2年弱の庭つくりがスタート。夫婦2人でこつこつと作業をし、バーベキュー広場、芝生、植樹花壇、家庭菜園、アーチなど見違える庭園に変身しました。

審査委員評…キャシー中島

2年間かけて作ったガーデン。きっと作っている間、楽しかったことでしょう。ご夫婦二人でコツコツということですが、広い庭をこれだけステキに変えてしまうなんてすごいと思います。四季を通じて、花や野菜を楽しめる、手作りならではのガーデン。春になるのが待ちどおしいですね。

審査員特別賞-特別奨励賞

動物のフラワーボックス」/山崎 康良

犬はアメリカンコッカスパニエル、太い足と長い毛並みを表すのに苦労しました。

審査委員評…寺田具巳

本物と見粉うばかりの置物があります。しかし、この作品に見られる動物たちには、製作者の優しさと細目の柔らかさに加えて、本物とはひと味違う愛らしさと温もりが表れています。これらの動物たちが置かれた庭先からは「花を召しませ」と語り掛ける可愛い花売りの口上が聞こえてきそうです。

審査員特別賞-アイデア賞

水場のリフォーム」/稲垣 昇

白をベースに素焼の鉢の破片、貝殻、メキシコタイル等を使用し、蛇口のパーツ等を使用し、蛇口のパーツ等細部にまでこだわってみました。流し台の下に開き戸をつけ収納スペースを広くとり植物の手入れが楽しくなりました。

審査委員評…秋山勇雄

ごく普通の流し台が、工夫をこらし、メキシコタイル等を利用して楽しい作品となりました。又流し台下に開き戸をつけ、収納スペースを作ったりして使える工夫もしてあります。仕上がりもきれいですし、ちよっとしたアイディアで皆が喜べる、使って楽しい作品だと思いました。

審査員特別賞-技術賞

「さいど花ー」/さいど花ー

ポイントと言っても説明できませんけど、しいて言えは、左・右・外観のバランスなどに注意しました。

審査委員評…高橋均

車輪を始め、オートバイの細部にわたり、キチッと作られており、今にも走り出しそうなサイドカー。それでいて、木のもつやさしさも感じられ、助手席に乗る花も、さぞかし気持ちが良いでしょう。野田さんが、楽しんで作っておられる姿が目に浮かんでくる作品でした。

審査員特別賞-ファミリー賞

「お母さんの便利ウッドデッキ」/石黒 英樹

洗濯物や布団を干すのにリビングから出入りでき、子供達がケガをしないようにすべての木材を丸くしました。子供たちにも協力してもらいお母さんのために作りました。

審査委員評…大滝重次

お母さんのために家族みんなで協力して作った作品ということで、ファミリー賞にふさわしい作品です。出来がりも完成度が高く、お布団・洗濯物を干すだけではなく、お花の飾り付け等、ガーデニングとしての楽しみ方もすれば、もっともっと家全体が華やかになると思います。

審査員特別賞-デザイン賞

「円いベンチ」/村田 耕治

三枚の部材(合板)を円く、組みました。

審査委員評…諸星正彦

困難な「円」を旨くデザインするなど、技術的にも優れた作品です。特に、ベンチの幅100cmは、隣に座った方の体温を感じる長さで、素材の「木」がより暖かみを増しています。夫婦で、親子で・・・キット、ホットな会話が弾むことでしょう。「人生、まーるく行こうよ。」そんなメッセージが伝わってきそうです。

エンジョイDIY賞

「縁台兼分別収納BOX」」/滝 静司

リサイクル用分別収納BOXであるが、単なるごみ箱に見られないように、縁台として使えるような外観のデザインとした。4つに分別できるようになっており、上から物を入れ、中の収納BOXを取り出せるようになっている。また、中の箱は缶ビールを2つ貼りあわせてあるので、計8つに分類可能。さらに捨てやすいように箱にとってを付けてある。

審査委員評…キャシー中島

家にあったらいいなー。お父さんが作ってくれたらいいなーと思いました。それだけゴミを分別するのは大変なんです。このような縁台になっているゴミ入れなんてサイコーです。中の箱を子供たちに作ってもらうと自分達でゴミを分別するのではないでしょうか。アイデアはサイコーです。主婦の味方ですね。

入賞
写真部門
作品名 作者名
熱帯魚のいるくつ箱 橋本 茂二
陶芸小屋(照泥工房) 渡辺 照夫
インナーバルコニー 若林 憲一
光と風のアウトリビング 藤牧 司
愛の新築リフォーム大作戦 吉田 悟
バスケットハンガー付きウッドデッキ 伊藤 昇
工作部門
作品名 作者名
夕涼みにチョットいっぱい 稲木 弘
アルミ戸3型デラックス 相沢 貞彦
燈火に親しむ 佐藤 公皎
パソコン台 大石 義巳
ログハウス型ポスト 山本 敏行
木製テーブル 加藤 勝巳
時計 天野 元司
ビデオウォーカー 中島 健蔵
ぼくのかおってこんなかお? 倉澤 光
入選
写真部門
作品名 作者名
カウンター 石塚 拓男
暖かみの有る玄関扉 友石 勝
くつろぎの空間(青の洞窟) 北尾 昌彦
室内庭園 長坂 勝良
花の扉 吉本 公久
パーゴラのある庭 山田 茂信
ガーデニング空間 浅野 秀二
工作部門
作品名 作者名
竹と木の縁台 大石 照雄
THREE JUGGLERS(スリージャグラーズ) 望月 義宏
花車 山本 正広
NOT、KORO 小楠 友一
設計ミスの家(整理箱) 佐藤 明
傘立 石塚 拓男
移動飾り棚 野中 庄司
21世紀の小物入れ 小滝 茂
ガーデンアクセサリー 新村 すみ子
三輪車 植松 淳汎
みんなの机 丸山 正仁
花に浮くポスト 山崎 公明
人形置台 望月 優一
ワークハートデスク 三輪 哲也
ポットウォーマン 加藤 隆雄
丸太ジョロウ 高根澤 勇
花用三輪車 天野 麻子
ことちゃんずハウス 阿部 琴音
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